オリックス・ドラ2元 4種ティー打撃で好打者の良いとこ取り「1人にこだわらず、いい物あれば何でも」

[ 2021年1月11日 05:30 ]

<オリックス新人合同練習>打撃練習する元(撮影・平嶋 理子)
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 オリックスのドラフト2位・元謙太外野手(18=中京)が新人合同自主トレ2日目の10日、4種類のティー打撃を実践した。吉田正や広島・鈴木誠、巨人・丸の手法を取り入れ、良いとこ取りで球界屈指のスラッガーへの飛躍を思い描いた。

 「自分は体が開きやすいタイプで、それを防ぐためのもの。練習で取り入れてから調子も上がり、プラスになっていると思います」

 「鈴木誠也2世」の呼び声高い好素材。新人離れした意識の高さをうかがわせたのは、ティー打撃の光景だ。打ち始めは逆手握り(鈴木誠)。次はオープンとクローズ両方のスタンス(吉田正)で打ち、最後は「トップを決めるため」というヒッチ動作(丸)で確認するように丁寧にバットを振り続けた。

 導入は高校3年春。コロナ禍で一時的に寮を離れて岐阜県多治見市の実家へ帰省した時だった。「寮は携帯電話が禁止だったので、自宅に帰っていた5月までの2カ月間でスマホ(で動画)を見て研究した」という。

 「吉田(正尚)さんや鈴木誠也選手ら目標とする選手はいますが、1人にこだわらず、いい物があれば何でも奪っていきたい」。近年チームに不在だった「右の強打者」誕生の予感が漂い始めた。(湯澤 涼)

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2021年1月11日のニュース