阪神ドラ3佐藤蓮、大山斬りで株上げるぞ!春季キャンプでの対戦熱望「通用するか勝負したい」

[ 2021年1月11日 05:30 ]

外野をダッシュする佐藤蓮=鳴尾浜
Photo By 代表撮影

 阪神のドラフト3位・佐藤蓮投手(22=上武大)が2日目を迎えた新人合同自主トレ後にオンライン取材に応じ、春季キャンプでの大山との対戦を熱望した。

 「大山さんは、やっぱりタイガースで4番を打っていて、結果を残されている方なので、勝負してみたい。自分のボールがどれだけ通用するかが気になるので、どんどん攻めて真っすぐで勝負したい」

 コロナ禍を踏まえ、9日のスタッフ会議後に井上ヘッドコーチが紅白戦やシート打撃などの「チーム内実戦」を増やす方針を明かしたばかり。昨季リーグ2位の28本塁打を記録した猛虎4番との対戦は最高の腕試しと言っていい。宣言した通りの真っ向勝負で最速155キロの剛球を見せつければ、後に続く対外試合、そして、開幕1軍へ向けても大きなアピールになることは間違いない。

 同期の1位・佐藤輝とのマッチアップも実現する可能性がある。「自分も体は大きい方なんですけど、(佐藤輝は)大きいのに動けるのでスゴい」。合同自主トレでの動きぶりに目を見張りつつ、「どの打者にも自分の強みは真っすぐとカーブだと思っている。そのスタイルを軸に、どの打者でも抑えていけたら」と直接対決で負けるつもりはない。

 「期待していただいていると思うので、しっかり結果を出す気持ちを強く持って取り組む。今は楽しみの方がスゴく強い」。度胸満点の投げっぷりを、まずはチームメートに披露するつもりだ。(阪井 日向)

 《藤浪とニアミス》佐藤蓮は憧れている藤浪と鳴尾浜球場で“ニアミス”した。練習中のグラウンドではあいさつする機会がなかった一方、ブルペンでの投球練習を目の当たりにして刺激を受けた様子。「球の速さ、強さ…。この時期からこれだけの球を投げられるのはスゴい。直球に対してのこだわりとか、良くするためにどうしているか、意識だったり、取り組み方を聞きたい」と改めて熱望した。

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