阪神新助っ人ロハス&アルカンタラ来日ピンチ!外国人の新規入国停止で合流時期未定

[ 2021年1月6日 05:31 ]

阪神新外国人のロハス(スポーツ朝鮮提供)
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 阪神の谷本修球団本部長(56)は5日、メル・ロハス・ジュニア外野手(30=韓国・KT)とラウル・アルカンタラ投手(28=韓国・斗山)の新外国人2人に関して、来日の見通しが立たず、チームへの合流が春季キャンプ後になる可能性を明かした。

 「査証の手続きが進まない。今は完全に止められている状態。新規外国人(の2月中の合流)は厳しいかも分からない」

 新型コロナウイルスの世界的な感染再拡大により、政府は全世界からの外国人の新規入国を1月末まで停止。ビザ(査証)発給手続きの再開時期も不透明な状況になっている。来日後も隔離期間があり合流が大幅に遅れるのは必至。昨季の韓国プロ野球で本塁打と打点の2冠を獲得したロハスと最多勝に輝いたアルカンタラは投打の軸として期待が大きいだけにチームへの影響も懸念される。

 一方で、昨季も日本でプレーしたサンズ、マルテ、スアレス、エドワーズ、ガンケルにロッテから移籍のチェン・ウェインの6人に関しては今月中の来日を見込む。

 「まだ労働ビザが残っているので活用すれば、現下の状況でいくと来日可能ということ。その道を探っているところ」

 ただ、政府の方針も刻々と変化し流動的な部分が多いのも事実で「いつもなら(1月)27日とかに来ているのを少しでも早く」と同本部長は例年よりも早い来日へ向け調整しているが、隔離期間を考えれば今月中旬に来日しなければ2月1日のキャンプインに間に合わない。昨季、翻弄(ほんろう)された新型コロナウイルスがまた……。矢野阪神には試練の船出となりそうだ。(山本 浩之)

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