侍J稲葉監督がフェニックスLの日本ハムを指揮 プレミア以来1年ぶり実戦でベンチワーク確認

[ 2020年11月26日 17:42 ]

フェニックス・リーグ   日本ハム1―1西武 ( 2020年11月26日    南郷 )

<フェニックスリーグ 西・日>サインを出す侍ジャパン・稲葉監督(撮影・島崎忠彦)
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 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(48)が26日、フェニックス・リーグで日本ハムを指揮した。西武戦で自らサインを出して采配し、1―1の引き分けだった。東京五輪が来夏へ1年延期され、優勝した昨年11月のプレミア12以来、1年ぶりのユニホーム姿。「来年の五輪まで強化試合を含めてできない。試合の中で本番を想定し、どうするか話し合いながらベンチワークをしっかりやるのが狙い」と建山義紀投手コーチ、井端弘和内野守備・走塁コーチ、金子誠ヘッド兼打撃コーチらとベンチで意見交換しながら采配した。

 この日は3人の捕手も含めたベンチ入り野手が、五輪本番でも有力視される13人。一つのポイントに挙げたのが同点の7回2死一、二塁。8番・捕手の梅林の打席を迎えた。

 「あそこは代打を出すか出さないかの議論になった。代打で1点を取りにいく作戦もあるし、守備を考えればあの後0点に抑えていけばチャンスが来るのではないかと」

 結果的にそのまま打席に立たせ、遊ゴロだった。選手登録が24人に制限される五輪では、捕手2人制で臨む可能性もある。「捕手が2人だったらどうするかというのもある。同点なら10回からタイブレークなので、またそこで人がいるから取っておくべきではとか。いろいろと想定しながらやった」と振り返った。

 「本番まで実戦がないと、机上の議論で終わってしまう。ユニホームを着て本番を想定しながら指揮を執らさせてもらい、凄くいい時間だった」と全面協力してくれた日本ハム球団に感謝した稲葉監督。27日は同リーグの中日戦の指揮を執り、実戦テストを重ねていく。

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