ソフトバンク・千賀が7回3安打無失点 巨人・菅野との公式戦初の投げ合い 最速159キロで圧投

[ 2020年11月21日 21:09 ]

SMBC日本シリーズ2020第1戦   ソフトバンクー巨人 ( 2020年11月21日    京セラD )

<巨・ソ>千賀(手前)の投球を見つめる菅野(左から3人目)(撮影・尾崎 有希)
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 ソフトバンクの千賀滉大投手(27)が7回を3安打無失点の快投で第1戦先発の役目を果たした。

 初回に内角直球で岡本のバットを根元からへし折るなど3者凡退と絶好の立ち上がり。2回には丸をこの日最速の159キロで見逃し三振に斬った。3回から巨人打線が低めのフォークボールを見極めだすと、今度はカットボールやスライダーを織り交ぜて的を絞らせない。4回無死一、二塁では丸を遊ゴロ併殺、亀井も遊ゴロに抑えてピンチを脱した。5回以降も得点を与えず、8回から救援陣にバトンを渡した。

 パ・リーグ初の4年連続の第1戦先発。日本シリーズでの4年連続初戦先発は69~72年の堀内恒夫(巨人)以来、史上2人目だった。「僕というより、そこまで出られているチームが凄いと思う。毎年、毎年、慣れるものでもないけど、初めてじゃない。今は普段と変わらずに、落ち着いていられています」。平常心を強調して上がったマウンドで結果を残した。京セラドームでは18年にプロ初完封勝利を収めるなど、9試合に先発して6勝1敗との相性の良さも生かした。

 昨年の巨人との日本シリーズ第1戦では7回3安打1失点で勝利投手となり、4連勝での日本一に弾みをつけた。投げ合った菅野とは、今年1月に自主トレをともにした。初の公式戦での投げ合いに「楽しみもあるがシリーズは勝てば何でもいい戦い。勝つように腕を振るだけ」。その言葉通りの投球だった。

 ▼ソフトバンク・千賀 初回は少し力が入りすぎてしまい、自分のバランスで投げる事ができなかった。栗原の先制ホームラン、タイムリーのお陰で、中盤以降はとても楽な気持ちで投げることができた。少しボールにバラつきはありましたが、結果0点に抑えることができたので良かったです。大事な初戦をチームのみんなで良い流れにもっていくことができたと思います

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2020年11月21日のニュース