楽天 メジャー20発男獲り!石井全権監督補強第1号 内外野OKの長距離砲

[ 2020年11月21日 05:30 ]

ブランドン・ディクソン
Photo By ゲッティ=共同

 楽天が、来季の新外国人として、タイガースのブランドン・ディクソン内野手(28)の獲得に動いていることが20日、分かった。石井新監督が「ディクソン選手に関して、リストアップはしています」と明かした。メジャー通算20本塁打を放っている中軸候補で、GMと兼務する「全権監督」による今オフの補強第1弾となる。

 タ軍の地元紙「デトロイト・フリープレス」が「ディクソンが楽天へ移籍する」と報じ、正式合意も近いとした。タ軍の公式サイトによると、メジャー出場の前提となる40人枠から外れ、ウエーバーにかけられていた。

 石井新監督は秋季練習で若い選手を鍛える傍ら、編成のトップの立場で外国人補強に向けた動きを本格化。2年間在籍したブラッシュは今季限りでの退団が確実で、中軸を担える右打ちの長距離砲の調査を進めていた。

 ディクソンは19年にタ軍で117試合に出場し打率・248、15本塁打、52打点をマークした。菊池(マリナーズ)や今季サイ・ヤング賞を獲得したバウアー(レッズからFA)、同賞3度のシャーザー(ナショナルズ)らメジャー屈指の好投手からも一発を放ったパンチ力が魅力。内外野を守れるユーティリティー性も特徴だ。一、二、三塁と外野の全ポジションをこなせるほか、投手で通算4試合の登板経験もある。

 石井新監督は「契約合意をしているわけではなく、調査をしているという状況」と説明するが、交渉が順調なら近く正式決定する見込み。複数の外国人投手の調査も継続しており、今後も急ピッチで戦力を整えていく。

 ◆ブランドン・ディクソン 1992年1月29日生まれ、米カリフォルニア州出身の28歳。アリゾナ大から13年ドラフト3巡目指名でドジャースに入団。15年オフにレッズにトレード移籍し、18年にメジャーデビューを果たした。19年からタイガースでプレーし同年に15本塁打。今季は出場5試合にとどまった。メジャー通算196試合で打率.228、20本塁打、64打点。1メートル88、97キロ。右投げ右打ち。

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