日本ハム・ドラ3古川 開幕1軍宣言!1年目から正捕手狙うぞ

[ 2020年11月21日 05:30 ]

日本ハムとの仮契約を済ませ、ポーズを取るドラフト3位の上武大・古川
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 日本ハムからドラフト3位指名された上武大・古川裕大捕手(22)が20日、群馬県高崎市内の同大で入団交渉に臨み、契約金5000万円、年俸900万円(いずれも推定)で仮契約した。大学No・1捕手の呼び声が高く、球団からの熱い期待に決意を新たにした。

 「少しでも早く戦力になれれば…。ブロッキング、キャッチング、スローイング全てもう一段階レベルアップして、1年目からマスク(をつけたい)という思いは非常に強い。まずは開幕1軍を目標にやっていきたい」

 上武大では1年春からベンチ入り。2年からレギュラーに定着すると、3年時には大学侍ジャパン日本代表に選出。同年秋の関甲新リーグでは首位打者に輝いた。大学通算12本塁打の長打力に、二塁送球1秒82の強肩は「打てる捕手」としてのポテンシャルを秘める。プロや社会人に数々の逸材を送り込んできた谷口英規監督(51)には「人間として大事な礼儀」を教えられたと感謝する。

 新天地でも古川の担うべき役割は大きい。今季は宇佐見が80試合、清水が69試合に出場したが正捕手不在のままシーズンを終えた。今オフに有原がメジャー移籍すれば、来季はショートスターター型先発が増え、さまざまなリードが要求される捕手の重要性はさらに増す。即戦力ルーキーとして、その一員に加わる覚悟だ。大渕隆スカウト部長は「捕手陣の競争をより激しくしたかった。古川君は適役」と指名の理由を明かした。

 「キャッチャーとしてチャンスがある。そこに向かって貪欲になっていきたい」。目標は開幕1軍。古川は、力強く前を見据えた。(伊藤 幸男)

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2020年11月21日のニュース