西武・メットライフD名物「入場ゲート」 42年の歴史に幕も…新ボールパークでのワクワク感を味わって

[ 2020年11月19日 12:30 ]

改修計画の一環で撤去されるメットライフドーム名物だった「入場ゲート」(球団提供)
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 西武は19日、来春3月に終了予定の「メットライフドーム周辺エリア改修」の作業過程に関するトピックスを配信した。

 オフに入り、日々工事音が響くメットライフドームエリア。その中で、ドームに通いつめたファンにとっても寂しさが残る改修作業の1つが、球場を40年以上支えてきた“象徴”の1つ「一、三塁側の入場ゲート」の取り壊しだ。

 球場の「玄関口」は、79年の開場以来、姿を変えずにファンを迎え入れてきた。16、17日の両日で三塁側ゲートが、今日19日と明日20日で一塁側のゲートが解体され、その姿は来季より完全になくなる。

 入場ゲートはこれまで、開幕戦など特別な試合では派手な装飾がなされ、アーティストのライブやイベント時にはその色に染まり客を迎えてきた。まさに42年間、多くのファンの笑顔を通してきたこの球場の顔の1つだった。

 21年3月、メットライフドームエリアは約3年がかりの改修工事を終え、グランドオープンを果たす。これに伴い、入場ゲートはこれまでよりも西武球場前駅の改札よりに新設し、1か所に集約される。

 そして、そこを通過すれば、目の前には広い広い「ボールパーク」が現れ、入場者は一、三塁を自由に行き来できる解放感溢れるメットライフドームを味わうことができる。

 「42年モノ」のゲートは惜しまれつつもその歴史に幕を下ろすが、一方で新しいボールパークの眺めをファンは目にすることになる。

 ▼西武広報部社員  僕自身、小学生のころからライオンズのファンで08年までは一塁側のゲートを、そして09年からは三塁側のゲートを通過すると、当時自由席だった外野芝生席の場所をとるため必死になった記憶が鮮明に残っています。今回、メットライフドームの象徴の一つである入場ゲートがなくなり、来季からは入場ゲートが西武球場前駅に近づき、そこを通過すればこれまでよりもっと広いボールパークが登場します。左手には大型グッズショップ『ライオンズ チームストア フラッグス』、そして右手には約1000平方メートルの広さを誇る大型遊戯施設『テイキョウキッズフィールド』、そして目の前にはメットライフドームが立ちそびえます。ファンの皆さまにはいままで以上のワクワク感を味わっていただけると信じています。

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