ソフトバンク・柳田 頂上決戦へ月間MVPで弾み!菅野の失投必打へ“全集中”!

[ 2020年11月19日 05:30 ]

月間MVP賞を受賞し笑顔で練習する柳田(撮影・中村 達也)
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 ソフトバンクの柳田悠岐外野手(32)が18日、21日に開幕する日本シリーズ第1戦で対戦が予想される巨人・菅野の攻略を誓った。この日、ペイペイドーム内で「大樹生命月間MVP賞」10、11月度の受賞会見にオンラインで臨み、相手エースの失投を逃さないと話した。65~73年に巨人が達成した「V9」以来となる4年連続日本一の偉業を成し遂げるため、一球一球に集中する。

 10、11月度の月間MVPに輝いた柳田のオンライン会見。6、7月度に続いての受賞となったギータは「うれしいです。いい形で日本シリーズに入れるかなと思います」と満足げに語った。

 会見では、巨人の絶対エースにも話が及んだ。第1戦での先発が予想される菅野について、「本当に球威、制球全てが素晴らしい投手。そんなにチャンスはない。あるかないかの失投を捉えられるように、集中して打席に立ちたいなと思います」と気を引き締めていた。

 この日、ペイペイドームで行われた全体練習ではシート打撃が行われ、2打席で集中力を発揮した。左腕ムーアには空振り三振を喫したが、8球粘った。1死二塁の想定で対した右腕の武田からは中前打をマーク。カウント1―1から内寄り低め変化球をフルスイングすると、強烈なゴロが遊撃手・川瀬のグラブをはじき、二塁走者が生還した。

 日本シリーズでもシーズンと同様、チームの勝利のために最善を尽くす。「数字は本当に考えていない。優勝したい”という気持ちでプレーし、気持ちが数字として残した」と3年ぶりのリーグ優勝だけを目指して駆け抜けたシーズンを振り返った。10、11月は32試合に出場し、リーグ最多の41安打で打率・360。同最多タイの22打点を挙げ、12連勝の原動力になった。ロッテとのCS第1戦でも1本塁打を含む3安打1打点。2連勝での突破に貢献し、自身6度目の日本シリーズに挑む。

 14~18年の日本シリーズでは優秀選手賞を受賞。頂上決戦でも記録、記憶に残る活躍を見せている柳田について、工藤監督は「間違いなく彼が中心に決めるか、起点になる」と期待をしている。柳田は「泣いても笑っても残り少し。チーム一丸で悔いのないよう、日本一で今年を締めくくりたい」と言葉に力を込めた。

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