巨人・原監督 「ナオマツ」に日本シリーズ1、2番託す!「十分戦えるだけの力はある」

[ 2020年11月19日 05:30 ]

新大阪駅に到着した原監督 (撮影・森沢裕)
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 巨人・原監督が21日に開幕する日本シリーズで、吉川尚と松原の「ナオマツ」コンビに1、2番を託すことを明かした。「彼らを1、2番に置いて頑張ってくれさえすれば、3、4、5、6、7、8という形で攻撃できる」と全体像が見える。

 俊足巧打の吉川尚と、粘り強い打撃で相手投手に球数を投げさせる松原の1、2番。9月19日を最初に計37試合で組んだ。同22日からは15試合連続で組み、1試合平均4・9得点で10勝5敗。優勝決定後は4試合で試行錯誤した指揮官だったが「面白い。十分戦えるだけの力はある」と腹を決めた。ともにシリーズ初出場の25歳で「去年にない点」と昨季4連敗を喫したソフトバンクとのシリーズでは「新戦力」となる。

 若武者には「大きくプレッシャーをかけるといけない。心の中で期待しています。あくまで中心は3、4、5だから」と話し、坂本、岡本、丸につなぐ役割を託す。主軸と1、2番を固定すれば、6番以降を左足内転筋の張りから前日に復帰した亀井、中島、大城と長打もある下位打線が形成できる。

 都市対抗野球で東京ドームが使用されるため、京セラドームをホームとする巨人ナインは、3日前という異例の早さで大阪入りした。指揮官は「合宿を張るという点で共同の動きは日本シリーズっぽくなってきた」と言った。

 16、17日の東京ドーム練習の一部に続き、この日は完全非公開で「復習というのが多い」と言うサインプレーを確認した。3日連続で「原のカーテン」を引き、8年ぶりの日本一奪回へ寸分たりとも隙を見せることはない。(神田 佑)

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