最優秀バッテリー賞セ選考過程 大野雄は完投数◎、木下拓は盗塁阻止率評価

[ 2020年11月19日 05:30 ]

プロ野球最優秀バッテリー賞

最優秀バッテリー賞に輝いた中日の大野雄(左)と木下拓
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 【セ選考過程】開幕13連勝の菅野―大城と45イニング連続無失点の大野雄―木下拓の一騎打ち。軍配は中日バッテリーに上がった。

 大野雄はリーグトップの10完投6完封をマークし、田淵幸一氏は「完投、完封数を評価したい。エースとして価値ある働き」。女房役の木下拓は両リーグトップの盗塁阻止率・455が光り、森繁和氏は「守備も非常に成長したし、今季は打撃も良かった」と称賛した。大野豊氏も「大野雄と木下拓が組んだ時の防御率は1・37、盗塁阻止率は・625になる。何より完投、完封に導くリードをしていた」と話した。

 一方で菅野―大城を推した中畑清氏は「優勝に貢献したという点で菅野。エースの役割を完璧に果たした」。張本勲氏もリーグ連覇への貢献度を評価し、「大城の打撃も貴重。好機で打てるのは強み」と評した。

◇選考委員◇※敬称略 
張本  勲(元ロッテ)
有藤 通世(元ロッテ監督)
田淵 幸一(元ダイエー監督)
東尾  修(元西武監督)
中畑  清(元DeNA監督)
森  繁和(前中日監督)
牛島 和彦(元横浜監督)
槙原 寛己(元巨人)
大野  豊(元広島コーチ)
野村謙二郎(元広島監督)
 

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2020年11月19日のニュース