ロッテ・井上「スカパー!サヨナラ賞」受賞 10・13楽天戦で劇打 涙にファンも感動

[ 2020年11月19日 13:00 ]

10月13日、楽天戦の9回1死一塁、右中間を破るサヨナラ打を放ったロッテ・井上は号泣(撮影・長久保豊)
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 10、11月度の「スカパー!サヨナラ賞」の受賞者が19日に発表され、ロッテ・井上晴哉内野手が選出された。

 最も印象に残ったサヨナラ打を放った選手を表彰する賞。井上はソフトバンクとの首位争いを演じていた10月13日の楽天戦の9回、1死一塁で右中間にサヨナラ二塁打を放ち、大粒の涙を流した。

 「このたびはこういった賞をいただき、ありがとうございます。光栄です。(サヨナラ打は)自分も調子が良くなかった。あの打席は技術じゃなく本当に気持ちで打ちました」

 当時は新型コロナウイルスの感染が判明し、荻野や角中、清田ら主力が離脱していた。涙について井上は「主力がみんなが抜けてチームは苦しい状況だった。自分が足を引っ張っていると責任を感じていて…」。気付けば自然と涙が流れていたといい、周囲に「僕は何で泣いているんですかね」と聞いたほどだ。

 「俺、やったんだなあ…と熱くなった。震えてきた」。涙のサヨナラ打はファンにも大きな感動を与えた。

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2020年11月19日のニュース