阪神・大山 早くも来季目標を設定「フルイニング出場とキャリアハイ」 28本、85打点は通過点

[ 2020年11月18日 05:30 ]

<阪神秋季練習> 左打席に立ちトス打撃をする大山 (撮影・後藤 大輝)
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 今季大きく飛躍した阪神・大山が17日、早くも来季の目標に「フルイニング出場&キャリアハイ」を設定した。

 「比べるのは昨日の自分とずっと思っているので。そういう意味では、今年の成績は来年絶対超えないといけないと思っています。去年の契約更改でフルイニング出場と言ったと思うんですけど、自分の一つの目標が達成できていないので、その悔しさは強いです」

 異例の日程となった開幕前は調子が上がらず、6月19日の巨人との開幕戦でまさかの出番なし。目標のフルイニング出場がいきなりなくなった。ただ、7月からスタメンに定着すると、9月以降は打線の核として大暴れ。巨人・岡本らと本塁打、打点の両タイトルを最終盤まで争った。

 打率・288、28本塁打85打点はいずれもプロ4年目でのキャリアハイ。特に本塁打は、試合数減にもかかわらず、昨季の14本から倍増させた。それでも、いや、その手応えがあるからこそ、来季はより高みを目指す。

 「自分の中の数字というのはあるので、そこを超えるためにやっていかないといけない。それでもやっぱり不安しかないので、不安と戦う中で練習していかないと。もう来季の戦いは始まっていますし。秋季練習から一球一球無駄にしないようにやっていきたい」

 午前10時開始の秋季練習では全体メニューをこなした後に個別でも調整し、球場施設を後にしたのは周囲が真っ暗になった午後6時。主力としての自覚も年々強まっている。打撃だけでなく、守備、走塁でも過去最高のプレーを見せるための実りの秋とする。(山添 晴治)

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2020年11月18日のニュース