楽天弟がソフトバンク下し初の日本一!MVPは4安打2打点の村林

[ 2020年11月8日 05:30 ]

ファーム日本選手権   楽天6―4ソフトバンク ( 2020年11月7日    サンマリン宮崎 )

ソフトバンクを破って初優勝を決め、胴上げされる楽天・奈良原2軍監督
Photo By 共同

 ファーム日本選手権は7日、サンマリンスタジアム宮崎で行われ、イースタン・リーグ覇者の楽天が、ウエスタン・リーグ優勝のソフトバンクを6―4で下し、初優勝した。MVPには、4安打2打点1盗塁の村林一輝内野手(23)が選ばれた。

 5年目の村林が、同点、勝ち越し打を含む4安打2打点の活躍。「ファームにいることが多く、悔しい思いを常に持って取り組んできた。レベルアップが少しずつ結果になってきた」と胸を張った。

 初回、右翼線二塁打で出塁すると先制のホームを踏んだ。1点を追う2回は同点の右前打。4回1死三塁からは勝ち越しの中前打を放ち、二盗も決めるなど躍動した。15年ドラフト7位入団の23歳は、今季1軍出場は3試合のみ。イースタン・リーグでは打率・295、15盗塁をマークし「ただ(1軍に)上がるだけでなく、レギュラーを狙いたい」と力強かった。

 初優勝の奈良原2軍監督は「この経験を生かし、1軍で飛躍できる選手になってほしい」と期待を口にした。

 ≪3安打のソフトバンク・海野が優秀選手≫3安打したソフトバンク・海野が、優秀選手に選ばれた。1軍の控え捕手として出場機会が少ない中「うれしいのが素直な気持ち」と喜んだ。一方で、制球に苦しんだ先発・大竹を立て直せず「そういう状態でもリードしないと」と反省。今後は1軍に戻り、ポストシーズンに臨む。「まずはベンチに入れるように。短期決戦でどういう戦いをするのか、しっかり見ていきたい」と話した。

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2020年11月8日のニュース