西武・戦力外3選手 相内は「野球界に対応できないところもあった」渡辺GMが経緯説明 

[ 2020年11月3日 12:57 ]

西武・渡辺GM
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 西武は3日、多和田真三郎投手(27)、相内誠投手(26)、藤田航生投手(22)の3選手に来季の契約を結ばないことを通告したと発表した。

 この日、通告について取材に応じた渡辺久信GMは「多和田は7月に支配下になって、選手として対応できるか見ていたけど、支配下選手としての重圧の中では厳しいかなと。本人は野球を続ける意志はあるし、球団としては病気が治ればまだ戦力になると考えている」と話した。

 また相内については「来季の構想から外れた。才能がある投手だが、野球界に対応できないところもあった」と経緯を説明した。

 藤田については「1軍で1度くらいはというのがあったろうが、悔いが残っていると思う。本人は(今後は)違う舞台でというようなことも話している」と話し、今後について「もう1度くらいは(戦力外通告は)あると思う」とした。 

 多和田は15年ドラフト1位で富士大から入団。3年目の18年には16勝5敗で最多勝を受賞。リーグ制覇に貢献した。19年は開幕投手を務めたが1勝6敗に終わり、そのご自律神経失調症を患い契約保留選手となった。

 今年7月末に支配下選手契約を締結し、1軍での登板はないが、イースタン・リーグで5試合1勝2敗だった。1軍通算は72試合29勝21敗、防御率4・17。

 相内は、12年ドラフト2位で千葉国際から入団。無免許運転、未成年飲酒、喫煙などの問題が発覚するなどした。現在は無期限の出場試合禁止処分を受けていた。1軍では通算21試合7敗、防御率10・05、藤田は15年ドラフト9位で弘前工から入団。1軍での出場はなかった。

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2020年11月3日のニュース