阪神OB会長の川藤幸三氏 デビュー戦の井上に「順調に伸びてくれれば」

[ 2020年10月15日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神0-3中日 ( 2020年10月14日    ナゴヤドーム )

入団発表で阪神・戸沢一隆球団社長(左)から頭をなでられる川藤幸三氏。(右)は父・川藤甚之助氏。
Photo By スポニチ

 阪神のドラフト2位・井上広大外野手(19)が14日の中日戦で「7番・右翼」で先発し1軍デビューを飾った。球団の高卒新人野手がデビュー戦で先発出場するのはドラフト制以降では1968年の川藤幸三以来、52年ぶり3人目。中日・大野雄の前に2三振に一ゴロで3打席無安打に終わったが、未来の猛虎の4番に向けた第一歩を記した。

 観戦に訪れた阪神OB会長の川藤幸三氏も、井上にエール。球団高卒新人野手のデビュー戦スタメンは68年の同氏以来で「順調に伸びてくれれば。将来、大山と4番争いして、そういう姿を見せてくれたら言うことはない」と期待。あどけなさが残る将来の4番候補を終始、優しいまなざしで見つめた。

 ドラフト制以降、チーム高卒新人野手の1軍戦出場は97年の浜中治以来23年ぶり9人目。この日は3打数無安打となった。ドラフト制以降に高卒新人のデビュー戦安打は投手を含めてもなく、打っていれば53年山本哲也と三宅秀史、58年投手の本間勝に続く記録だった。

続きを表示

2020年10月15日のニュース