ロッテのチェン・ウェイン痛恨の1球 6回浅村にソロ 9年ぶり復帰戦白星ならず

[ 2020年10月14日 20:07 ]

パ・リーグ   ロッテ―楽天 ( 2020年10月14日    ZOZOマリン )

<ロ・楽>6回無死、浅村(左)に左越え本塁打を浴びたチェン・ウェイン (撮影・西川祐介)
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 メジャーリーグから日本球界に9年ぶりに復帰したロッテのチェン・ウェイン投手(35)が6回7安打2失点で降板。1―2とリードされての降板で、日本球界復帰戦での白星はならなかった。

 初回に先頭の小深田を3球三振に仕留めるなど上々の立ち上がり。最速144キロの速球主体にストライクゾーンで勝負した。4回1死から2安打で一、三塁のピンチを招き、ロメロの右犠飛で1点を失うと、迎えた6回。先頭の浅村にカウント3ボール1ストライクから投じた1球が真ん中に入り、左翼席に運ばれた。

 新型コロナウイルス集団感染の影響で2軍戦に登板できず、8日にシート打撃で投げただけで、ほぼぶっつけ本番。そんな状況下で最速は144キロを記録し、無四球と復帰戦で経験値の高さは発揮した。

 NPBでのレギュラーシーズン登板は11年10月20日の広島戦以来で、日本シリーズを含めると11年11月17日のソフトバンクとの日本シリーズ第5戦以来、3254日ぶりの登板だった。勝利となれば同年10月2日の阪神戦以来、3300日ぶりだったが、次回以降に持ち越しとなった。

 左腕はメジャーで通算59勝を挙げ、メジャーで手にした年俸は総額9556万6000ドル(約99億3000万円)を誇る。「100億円の男」は年俸3000万円で優勝を争うロッテに加入した。

 ▼ロッテ チェン・ウェイン 緊張しました。久しぶりの先発というのもあり、先頭打者の時はちょっと頭が真っ白になりましたけど、初球にストライクが入って落ち着くことができました。その後もいい感じで投げることが出来ました。3回くらいまでは良かったのですが、途中からボールが先行してしまい、カウントを悪くしてしまったのが悔しいです。そこが反省点だと思うので今後は修正していきたいです。次回からはもっと丁寧なピッチングができればと思います。

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2020年10月14日のニュース