広島・九里 菅野に投げ勝つ8回1失点 6回ピンチ乗り切り117球の熱投「挑戦者のつもりで」

[ 2020年10月14日 05:30 ]

セ・リーグ   広島4-3巨人 ( 2020年10月13日    東京ドーム )

<巨・広19>8回1失点の好投を見せ、ベンチを指さす九里(撮影・久冨木 修)
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 145キロの真っすぐが外角ギリギリに決まる。マウンドでガッツポーズを作る広島・九里、対照的に判定に不服そうに声を荒げる見逃し三振のウィーラー…。続く大城も中飛に打ち取り、勝負あった! 6回に4連打で1点を失い、なお1死満塁からの気合満点の投球が、菅野の開幕からの連勝を止めた。

 「相手が菅野さんなので、投げ負けないように、挑戦者のつもりで、先に点をやらないようにと考えていきました。一人一人のバッターと勝負して、(菅野の)記録のこととかは意識しないようにいこうと、それだけでした」

 初回の2死一、二塁を切り抜けると、2回からの3イニングは3者凡退でリズムを刻んだ。失点後の7回、そして8回も危なげなく3人ずつで片づけた。8回を1失点、被安打6、5奪三振で6勝目をマーク。117球の熱投だった。チームは97戦目で、この日で投球回が96回2/3となり規定に1死だけ足りないが、離脱中の大瀬良やKジョンソンに代わるエース格の存在感を示してきた。

 3連勝の佐々岡監督は「速球に強さがあったし、6回は1点だけで粘ったのが大きかった。ナイスピッチング!」とねぎらった。

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