巨人・戸郷「新人王に向けても1勝1勝積み重ねていく」プロ初勝利から1年…記念日に7回零封8勝目

[ 2020年9月27日 17:30 ]

セ・リーグ   巨人5―1中日 ( 2020年9月27日    東京D )

<巨・中>8勝目を挙げた戸郷は体で「8」を作り、笑顔を見せる(撮影・森沢裕)
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 巨人の高卒2年目右腕・戸郷翔征投手(20)が中日戦(東京D)で7回4安打無失点と好投。8月27日のヤクルト戦(神宮)以来ちょうど1カ月ぶりとなる白星で今季8勝目(4敗)を挙げ、新人王を争う6勝3敗の森下(広島)に2勝差をつけた。

 「今月は勝ちがなくチームに迷惑をかけていたので、何とか今月の終わり、1勝でも挙げれればなという思いで試合に入りました」という戸郷。この日はくしくもリリーフ登板でプロ初勝利を挙げた昨年9月27日のDeNA戦(東京D)からちょうど1年の記念日でもあったが、初回にいきなり背負った無死一、二塁のピンチでアルモンテ、ビシエド、高橋の中軸を凡打に抑えると、4回以降は降板する7回まで無安打という圧巻の内容で投げ切った。

 「中盤以降しっかりと自分のピッチングができたので良かったんじゃないかなと思います」。9月はここまで勝利がなかったが、5回6失点だった18日DeNA戦(横浜)の前回登板から中8日で7回零封。「やっぱり勝ちはとてもうれしいですけど、久々の勝ちっていうのが一番うれしいんだって、いま実感してます」と笑みをこぼした。

 7回99球で降板。プロ初完投初完封は先送りとなったが「僕も完封に向けてやっていたんですけど、次の機会に持ち越しということで…ハイ。また頑張ります」と決意新た。「新人王に向けても1勝1勝積み重ねていく、そんなシーズンになっていくと思うので、最近はお客さんも増えて僕も力がいっぱい出ます。これからもぜひ応援よろしくお願いします」と力強かった。

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