DeNA・佐野 なるか球団初の和製4番全試合出場&首位打者!過去には中島、落合、松井だけ

[ 2020年9月22日 05:30 ]

DeNAの佐野
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 今季は和製4番打者の活躍が目立つ。両リーグ12球団のうち日本人打者がチーム最多4番を務めているのは10球団。外国人はビシエド(中)、ジョーンズ(オ=現在登録抹消中)の2人と少ない。この中で佐野(D)と村上(ヤ)はチーム全試合に先発4番で出場。佐野は打率.353で21日現在セ・リーグトップ。村上は.335で2位とやや離されたが首位打者を争っている。

 チーム全試合で先発4番に座り、主要3部門のタイトルを手にすることは容易ではない。実際、日本人打者ではこれまで落合(ロ)、松井(巨)の3度など10人(15度)が記録しただけ。難易度は高い。特に首位打者は38年春の中島(巨)、85年落合(ロ)、01年松井(巨)と3人しかいない。

 佐野が首位打者を獲得すればこうしたケースでは史上4人目、球団では初となる。打順にかかわらず、DeNAでチーム全試合に出場しての首位打者は90年パチョレック(.326=当時大洋)しかおらず、佐野にチーム30年ぶりの記録もかかる。村上の場合は、打点が57でリーグ1位の岡本(巨=63打点)と6点差の2位タイ。53年中西(西鉄)が20歳シーズンで記録した2リーグ制後の最年少打点王も貪欲に狙いたい。(記録課・宮入 徹)

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