巨人・鍵谷 1死満塁でリリーフ、長野&誠也を連続三振斬り ともにスライダー「今はすごく調子がいい」

[ 2020年9月21日 22:22 ]

セ・リーグ   巨人10―3広島 ( 2020年9月21日    東京D )

<巨・広>5回1死満塁のピンチを二者連続三振に打ち取りガッツポーズをする鍵谷(撮影・森沢裕)
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 巨人の鍵谷陽平投手(29)が見事な火消しで今季3勝目(1敗)を挙げ、チームのマジック減らしに貢献した。

 プロ初勝利を懸けて先発した20歳右腕・直江が勝利投手の権利を目前にした5回に1死から代打・正随と大盛に連続四死球を与えて85球で降板。ここでマウンドに上がった左腕・大江は初回に先制2ランを放っている田中広を四球で歩かせ、1死満塁となったところで3番手として鍵谷が登板した。

 6―2と4点リードの場面だったが、相手は前日20日のヤクルト戦(神宮)で1―8の9回に一挙5点を奪ったように火がついたら止まらなくなる広島打線。ここで鍵谷は3番・長野を4球目に投げた高めのスライダーで空振り三振に取ると、昨季セ・リーグ首位打者の4番・鈴木誠も4球目の低めスライダーで空振り三振に斬って取り、最大のピンチを無失点で抑え込んだ。

 「色々なことを想定して準備をしていたので、直江も頑張っていたので、何とか抑えて次のピッチャーにつなぎたいなというふうに思ってマウンドにのぼりました」と鍵谷。「本当にいいピッチングだったので何とか勝ちを付けてほしかったんですけど、まだまだ試合は続くので、また次も一緒になって頑張っていきたいと思います」と直江を思いやると、ともにスライダーで連続三振に仕留めた場面を「きょうもスライダーが良かったのでタクミがどんどん(サインを)出してくれたので本当に感謝したいです」と年下女房の大城卓三捕手(27)に感謝した。

 第2のウイニングショットに期待されるスライダー。「今はすごく調子がいいのでどんどん使っていって、これがずっと続くとも限らないので、しっかりと自分のモノにしていろんなピッチングができるようにしたいと思います」と晴れやかな表情だった。

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