広島・中村祐 今季初登板初先発も初回先頭打者から3者連続アーチ被弾 5回にはアクシデントで降板

[ 2020年9月20日 20:26 ]

セ・リーグ   広島―ヤクルト ( 2020年9月20日    神宮 )

<ヤ・広>初回無死、先頭打者・浜田に左先制ソロ本塁打を浴びる中村祐(撮影・村上 大輔)
Photo By スポニチ

 広島の7年目右腕・中村祐太投手(25)がヤクルト戦(神宮)で今季初登板初先発。いきなり25年ぶりプロ野球タイ記録となる初回先頭打者から3者連続本塁打を浴びると、5回途中にはアクシデントにより降板した。

 関東第一高校時代に慣れ親しんだ神宮でのプロ初登板。それはあまりにショッキングな体験となった。味方打線が3者凡退で終わった直後の1回裏。中村祐は1番・浜田に5球目の高めスライダーを左中間スタンドへ叩き込まれる先頭打者アーチとされると、2番・青木にも5球目の高めスライダーを左翼スタンドへ。3番・山田哲には4球目の真ん中高めカットボールを左翼スタンドへ叩き込まれた。初回先頭打者から3者連続本塁打は中日の立浪和義、種田仁、松井達徳が1995年10月1日の横浜(現DeNA)戦(ナゴヤ)で投手・米正秀からマークして以来25年ぶり5度目のプロ野球タイ記録となった。

 だが、続く主砲・村上を捕邪飛に打ち取った中村祐は西浦、坂口を連続三振に仕留め、この回それ以上の失点は許さず。2回もエスコバー、西田を空振り三振に仕留めて初回から4者連続で三振を奪うなど、復調気配を見せた。だが、5回だった。1死から相手先発投手の小川に初回の3連発被弾以来となるこの試合4安打目を打たれると、2死までこぎ着けてから青木に四球を与え、最後のワンバウンドを投げた際に左足を気にする仕草。ここで沢崎投手コーチとトレーナーが駆け付け、ベンチ裏で治療を受けたが、マウンドに戻ることはできずに降板となった。

 中村祐の投球内容は4回2/3で打者20人に対して80球を投げ、4安打3失点。4三振を奪い、与えた四球は2つだった。

続きを表示

この記事のフォト

2020年9月20日のニュース