原監督「もう素晴らしい。阿部チルドレン」初先発抜てきの田中俊と立岡が今季初安打&アベックアーチ

[ 2020年9月16日 21:43 ]

セ・リーグ   巨人7―6阪神 ( 2020年9月16日    東京D )

<巨・神>スタンドのファンに手を振る(左から)原監督、阿部ヘッド代行(撮影・森沢裕)
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 優勝マジック38点灯中の巨人は7―6で阪神相手に逃げ切り勝ちを収め、2012年5月の10連勝以来8年ぶりとなる9連勝をマーク。7カード連続勝ち越しを決め、今季初の貯金25とした。また、阪神との対戦成績を12勝3敗とし、同カード9年連続勝ち越しにも王手をかけている。

 巨人はともに前日の3連戦初戦で途中交代した主将の坂本が軽い体調不良、主砲・岡本が軽い腰痛のため先発を外れ、丸が広島時代の2014年9月3日巨人戦(前橋)以来6年ぶりに4番へ入り、両打ちの若林を含めスタメン全員が左打者という新打線。虫垂炎のため入院した元木ヘッドコーチに代わって昨季限りで現役引退した阿部2軍監督が1軍ヘッド代行と“満身創痍”状態でこの日の試合に臨んだ。

 すると、岡本に代わって三塁の守備に入った田中俊が2回に今季初安打となる先制1号アーチを放つなど、あと三塁打を打てばサイクル安打達成という3安打2打点の大活躍。また、4回に今季初安打初打点を記録した立岡も5回に1号3ランで続いて2安打4打点と“爪痕”を残した。

 7点リードから最後は1点差で逃げ切り勝ちを収めた原辰徳監督(62)は「やっぱり…なかなかですね、気を許したっていうことではないんですけども、相手チームも必死ですし、我々もね、やっぱり1つ勝つというのは大変だなと改めてですね、思いますね」と苦笑い。それでも坂本、岡本不在の中で打ちまくった田中俊、立岡について聞かれると「もう素晴らしい。阿部チルドレンとでもいうんでしょうかね。よみうりランドで一生懸命、もう真っ黒になってきてる2人が7番、8番という打順で非常に大きな役割を果たしてくれました」とうれしそうな笑みをこぼした。

 虫垂炎で入院した元木ヘッドコーチに代わって阿部2軍監督がヘッド代行を務めたことについては「やっぱりワンティームですから。いかなる場合でもですね、みんなで助け合いながらね、やるという中で、最善の策という中で、慎之助には来ていただいたというところですね」と説明していた。

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