オリックス・大下 脳梗塞の恩師に誓った“お見舞いの一発” 「彼は人一倍義理堅い」

[ 2020年9月16日 05:30 ]

パ・リーグ   オリックス5-1楽天 ( 2020年9月15日    ほっともっと神戸 )

<オ・楽(13)> 2回1死一、三塁、大下(右)は勝ち越しの3ラン本塁打を放ちガッツポーズして生還する (撮影・平嶋 理子)                                                     
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 オリックスは15日、07年まで17年間本拠地だった神戸での楽天戦を「THANKS KOBE ~がんばろうKOBE 25th~」として開催した。リーグ優勝した95年の復刻ユニホームで戦い、昇格即で先発した大下誠一郎外野手(22)が育成ドラフト出身では初の初打席本塁打。恩師である白鴎大・黒宮寿幸監督(49)が喜びを語った。

 打ちましたか。支配下登録された昨日、本人から電話がありました。「お見舞いで打ちますよ。感謝の気持ちはバットで返します。見ていてください」と言っていて。実は今、脳梗塞で栃木県内の病院に5月から入院しているんです。出血が多く、ドクターヘリで運ばれて…。10月に退院予定ですが、大下の言葉は涙が出そうになるくらいうれしかった。

 彼はやんちゃぼうずですけど、人一倍義理堅い。一本気で絶対に弱い者いじめはしないし、後輩や同級生を守るために向かっていくような男です。キャプテンシーも抜群で先輩にも臆せず話ができるので、2年生から3年秋まで主将を任せました。

 大学時代から舞台が大きくなればなるほど活躍しました。今日はテレビは見られませんでしたが、報告の連絡が楽しみです。

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