菅野 開幕11連勝で打線に感謝 3打点の大城いじる「リードはあまり…バッティングで取り返してくれた」

[ 2020年9月15日 22:04 ]

セ・リーグ   巨人6―3阪神 ( 2020年9月15日    東京D )

<巨・神>10連勝までの写真が入った「11」を手に笑顔を見せる菅野(右)とスタルヒンの写真を持つ大城(撮影・森沢裕)
Photo By スポニチ

 巨人・菅野は3度のビハインドを背負いながらも6回7安打3失点の粘投で打線の逆転を呼び込み、開幕11連勝。球団の開幕投手としては、1938年春のスタルヒンに並ぶ最長記録となった。

 菅野は初回、1死二塁から3番・糸原に中前適時打を浴びて先制点を献上。味方が同点とした直後の3回には2死から近本に高めに入った150キロ直球を捉えられ、右越え勝ち越しソロを浴びた。2―2の5回には1死から甘く入ったスライダーを再び近本に右翼席へと運ばれ、まさかの2打席連続被弾。それでも6回は走者を出しながらも無失点で終えると、その裏に味方打線が5安打を集中して3点を奪い、逆転に成功した。

 通算303勝を挙げた偉大な右腕の球団記録に並んだ菅野は「うれしいです」と満面の笑み。この勝利で優勝マジック38が点灯したが、「きょう勝てばマジック点灯と頭に入っていた。絶対勝ちたい一心で投げました」と話し、「チームに感謝したい」と打線の援護への感謝を口にした。

 女房役の大城は6回同点に追いついてなお1死満塁の場面で勝ち越しの2点適時打を放つと、8回にも中前適時打で貴重な追加点を叩き出した。2安打3打点とバットで援護した大城に、エースは「リードはあんまりだったですけど、バッティングで取り返してくれたと思います」とジョークを交えて感謝した。

 その大城は菅野に続いてヒーローインタビューを受けると、エースの投球についての質問に「………。いやっ…ナイスピッチングだったと思います」と絶妙な間を取って笑いを誘った。そして「いつも野手陣が助けてもらっているので、今日は助けたかったんで良かったです」と続け、高校、大学の先輩と息の合ったところを見せていた。

続きを表示

2020年9月15日のニュース