巨人 逆転8連勝でM38点灯!菅野、スタルヒンに並ぶ球団最長開幕投手11連勝

[ 2020年9月15日 21:14 ]

セ・リーグ   巨人6―3阪神 ( 2020年9月15日    東京D )

<巨・神>6回1死満塁、大城(手前)が勝ち越しの2点適時打を放ち、左手をあげる菅野(撮影・坂田 高浩)
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 巨人は3度のリードを許す苦しい展開も、6回に5安打を集中して2位・阪神に6―3で逆転勝利。18年4月以来2年ぶりの8連勝で、優勝マジック「38」が点灯した。先発・菅野は6回7安打3失点の粘投で開幕11連勝。球団の開幕投手としては、1938年春のスタルヒンに並ぶ最長記録となった。

 菅野は初回、先頭の近本にフルカウントから直球を右前打とされると、梅野の犠打で1死二塁となり、3番・糸原に中前適時打を浴びて先制点を献上。味方が同点とした直後の3回には2死から近本に高めに入った150キロ直球を捉えられ、右翼席上段に届く勝ち越しソロ本塁打を浴びた。2―2の5回には1死から甘く入ったスライダーを近本に右越えへ運ばれ、まさかの2打席連続被弾。それでも6回は走者を出しながらも無失点で終え、その裏の逆転劇を呼び込んだ。

 打線は1点を追う2回1死から丸と中島の連打で一、三塁とし、8番・吉川尚の中前適時打で試合を振り出しに。1―2の4回には岡本と丸の連打で再び同点に追いついた。みたび追う展開となった6回には松原と亀井の連打で無死一、三塁の好機を築くと、岡本の中前適時打で3―3の同点。続く丸の右前打で満塁とすると、1死から菅野の女房役・大城が右中間へ2点適時打を放ってこの試合初めてリードを奪った。

 菅野の降板後は高梨、大竹、デラロサが無失点でリレーし、リードを守り切った。

 巨人投手の開幕からの11連勝はスタルヒン、堀内恒夫(66年、13連勝)に続いて3人目。開幕投手の11連勝は38年のスタルヒン以来82年ぶり2人目となった。

 阪神は3度リードを奪うも6回に逆転を許し、連勝が4でストップ。巨人とのゲーム差は10・5に広がった。先発の高橋は5回まで5安打2失点と粘ったが6回に同点とされて降板、2番手・岩貞が勝ち越しを許した。近本は菅野から2打席連発となる4、5号ソロ本塁打を含む3安打を記録したが、勝利にはつながらなかった。

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