阪神・矢野監督 藤浪の勝利をたたえる「神様も味方した。第2のスタート」

[ 2020年8月21日 22:17 ]

セ・リーグ   ヤクルト4―7阪神 ( 2020年8月21日    神宮 )

<ヤ・神>ヒーローインタビューに臨んだ藤浪(手前)にチームの垣根を越えて温かい声援が送られる(撮影・小海途 良幹)
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 【阪神・矢野監督語録】

 ▼藤浪には7回を投げきってほしかった いやいや。しっかり投げてくれたと思います。

 ▼2回のピンチでは乗り切った  あそこもすごく(大きい)ね。ミスというか、そういう流れの中でね。嫌な流れになっていた。点を取った後だったんでね。あいつが2点で頑張ってくれたのが、流れを向こうに持っていかせないというところになったと思う。何よりも勝ちが付いたんで、シンタロウにとっても大きいし、チームにも大きい。

 ▼待望の1勝 マウンドで投げられるっていうのも、どうなんだろうと思うときもあった。シンタロウ自身も「絶対に戻るぞ」とか、「絶対に勝つぞ」と思いながらやっていたとは思うけど。その段階でいろいろあったと思う。特に高校を出てすぐに活躍した分ね。逆に苦しんだ部分もあったと思う。第2のスタートじゃないけど。その1勝になったと思う。この1勝というね。数字が付くというのは前にいけるものになる。あいつ自身、いろいろな人に支えてもらっての1勝。シンタロウだけでは、この1勝はなかったと思う。逆に厳しいことを言われることも多かったと思うけど。よく、ここまで来たなと思う。でも、ここからがスタート。もちろん本人も満足していないと思う。今日も、あいつ自身の力で勝ったというところまでは来てないと思うのでね。あいつ自身が引っ張って、勝つようなピッチングをしてくれたら。

 ▼2回は打席では全力疾走 あのボテボテの当たりでも、一生懸命に走っているし。振り逃げのところでも一塁までしっかり走りきっている。ピッチャーでもそういう姿をしっかり見せている。チームとしてはみんな見ているんでね。そういう部分では神様も、もしかしたら味方してくれたのかなと思う。

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2020年8月21日のニュース