巨人・原監督、亀井の集中力は「もう見事ですね」相手の右腕→右腕リレーも何の、1球でケリ

[ 2020年8月13日 22:24 ]

セ・リーグ   巨人4―3ヤクルト ( 2020年8月13日    東京D )

<巨・ヤ>グータッチで亀井を出迎える原監督(撮影・森沢裕)
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 首位・巨人が4位・ヤクルトを相手に4―3で9回サヨナラ勝ちを収めて2連勝、貯金11とした。

 巨人は0―3で迎えた4回に2死走者なしの場面から丸、中島の2者連続本塁打で2点を返して1点差とし、5回に主砲・岡本の中前適時打で同点。3―3で迎えた9回には先頭・中島がこの試合3本目の安打で出塁すると、阪神戦(6日、甲子園)でのリリーフ登板が話題になった増田大が代走に出てすかさず二盗に成功。坂本敬遠などで2死一、三塁としてから代打・亀井が中前へ自身10度目となるサヨナラ打を放った。

 一打サヨナラの場面。代打・亀井に備えてヤクルトは右腕・大下から左腕へのリレーが予想されたが、同じく右腕のマクガフがマウンドへ。その初球、インハイの150キロ速球を見事にベテランが弾き返して今季初のサヨナラ勝ちをものにした。

 原辰徳監督(62)は「どういう出方をするのかと思いましたけれども、亀井が集中力の中でね、初球に仕留めたというのはね、もう見事ですね」と勝負強さに定評があるベテランのひと振りに感心することしきり。0―3からの反撃は4回に出た丸の9号ソロから始まったが、前日の26打席ぶり安打から一気に猛打賞、この日の一発まで2日がかりの5打席連続安打という結果に「反対方向に強い打球がいくっていうのはね」と復調に手応えを感じつつ「ノースリーから1球もバット振らなかったっていうのはね」と3―3で迎えた8回の第4打席で3ボールから3球連続で見逃して三振に終わった場面も指摘した。

 また、4回に丸に続く2者連続アーチを放った中島については「ジャイアンツに入ってくれてね、一番の当たりだったと思いますね」と左翼上段に飛び込んだ当たりを喜んでいた。

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