法大、六大学史上初のタイブレーク制し連勝 青木監督は恩師・山本泰氏しのぶ

[ 2020年8月12日 20:04 ]

東京六大学春季リーグ戦・第3日   法大2―1早大 ( 2020年8月12日    神宮 )

<六大学野球 早大・法大>延長10回タイブレーク 1死満塁、法大・神野(中央)はサヨナラ勝ちとなる中犠飛を打ちナインの祝福を受ける (撮影・西川祐介)
Photo By スポニチ

 法大が延長10回1死満塁から神宮初打席となる神野太樹(じんのたいき=3年、天理)の中犠飛で東京六大学史上初のタイブレークを制した。

 神宮初登場でも法大・神野は落ち着いて仕事を果たした。規定によりタイブレークに突入した延長10回。無死一、二塁から高田桐は三ゴロで1死二、三塁となり次打者は申告敬遠。満塁から中堅に飛距離十分のサヨナラ犠飛を打ち上げた。

 創設95年の六大学史上初のタイブレークに決着をつける一打は自身の神宮初打点。10回表の守備から出場し、裏の攻撃のイメージも万全だった。「絶対に自分が決める。高田(桐)が送って、次は申告敬遠で最後は自分が打つ…」。ほぼ予想通りの展開で巡ってきた打席で試合を決めた。

 「しびれた試合でした」と語った青木久典監督にとっても特別な試合だった。大学時代の監督だった山本泰氏が11日に死去。「ボクが1年の時、2時間ノックしてくれて…。守備に自信を持てたのは山本さんのおかげ」と感謝した。

続きを表示

2020年8月12日のニュース