中京大中京、タイブレーク制す!プロ注目右腕・高橋宏が気迫の10回149球熱投 最速153キロ

[ 2020年8月12日 12:27 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   中京大中京4―3智弁学園 ( 2020年8月12日    甲子園 )

力投する中京大中京先発の高橋(撮影・河野 光希)
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 新型コロナウイルスの影響で中止となった今春センバツに出場予定だった32チームによる「2020年甲子園高校野球交流試合」が12日、甲子園球場で3日目が行われた。第1試合は今大会初のタイブレーク方式の延長戦となり、昨秋神宮大会王者の中京大中京(愛知)が智弁学園(奈良)を4―3で下した。

 初回に吉田、南谷の連続適時打などで3点を先行。先発の最速154キロ右腕・高橋宏は、4回に3点を失って同点に追いつかれたが、150キロ台の直球を連発して5回以降はスコアボードに0を刻んだ。3―3で迎えた9回2死の場面では、この日最速となる153キロをマークした。

 試合は無死一、二塁から始まるタイブレーク方式の延長戦に突入。高橋宏はここでも150キロ台の直球で強気に攻め、智弁学園の攻撃を0に。裏に味方が無死満塁からサヨナラ勝ちを決め、10回149球の熱投が実った。

 中京大中京は10日の愛知大会決勝戦で愛知産大工を1-0で破り、新チームになった昨秋から公式戦無敗の27連勝で優勝。聖地でも勝負強さを見せつけた。

 智弁学園は3点差を追いついたが勝ち越せず。エース左腕・西村が力投を見せたが、延長戦で力尽きた。

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