鳥取城北 9回逆転サヨナラ負け、吉田主将「つなぐ打線っていう持ち味は出せた」

[ 2020年8月10日 16:10 ]

2020年甲子園高校野球交流試合   鳥取城北5-6明徳義塾 ( 2020年8月10日    甲子園 )

<甲子園高校野球交流試合 明徳義塾・鳥取城北>初回1死一、三塁、先制の右前適時打を放つ鳥取城北・吉田(撮影・河野 光希)
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 新型コロナウイルスの影響で中止となった今春センバツに出場予定だった32チームによる「2020年甲子園高校野球交流試合」が10日、甲子園球場で開幕した。第2試合に登場した鳥取城北(鳥取)は5―6で明徳義塾(高知)にサヨナラ負けを喫した。

 昨秋の中国大会準優勝の鳥取城北は、1点を追う8回1死満塁から川西威飛(3年)の中堅右への2点二塁打で逆転。さらに吉田主将が右前適時打、安保龍人(3年)が左前適時打で続き、この回4得点したが、1点リードで迎えた9回2死から逆転2点三塁打を浴びて惜敗した。

 試合後、吉田貫汰主将(3年)は「最後、投手がエースに代わって絶対に抑えてくれるっていう強い気持ちで見ていたんですけど、相手の4番に打たれてしまって悔しい気持ちです」と唇をかんだ。初回の自らの先制右前打には「自分が打ったら乗ってくるって分かっていたんで、何としても後ろにつなぐイメージで1本打ちたいと思っていた。つなぐ打線っていうのを持ち味でやってきて、それが最後甲子園で発揮できたんでよかってです」と言い、「この経験、悔しさを次に生かしていきたい」と前を向いた。

 山木博之監督(45)は「粘り合いの中で1回以降、安打が出てもなかなか点数が取れなかった。どこまで我慢できるかなっていう展開だと思ったんですが、終盤に集中打で取ってくれて、よしこれでってところで試合が動きました。試合が動いて最後、粘り切れなかった。でもよく頑張ってくれた。なくなったと思ったのに準備していただいた試合。そこに感謝して最後まで3年生全員でここまで練習してきた。それの頑張りがいい試合ができた要因だと思う」とナインを称えた。

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