BCリーグ・福島本拠地でデヴィ夫人が始球式 初体験に「もっとボールが飛ぶと思った」、客席沸かせる

[ 2020年8月2日 16:09 ]

始球式を行うデヴィ夫人
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 タレントのデヴィ夫人(80)は2日、福島県のヨーク開成山スタジアムで開催されたBCリーグ・福島レッドホープスの本拠戦で人生初の始球式を行った。

 「ルーレットのラッキーナンバーですの」と話す背番11の赤いユニホームで登場した夫人。腕を3度回し、投げた球はマウンドから3メートル左に沈んだ。恥ずかしそうにマウンドから降りたデヴィ夫人は「もっとボールが飛ぶと思ったわ。全然練習しなかったかしら。後悔だらけ。悔いが残る。0点以下。ハハハハハ」と笑い飛ばした。それでも「全然暑さは感じなかったわ」と湿気が高く、気温30度の中でも会場を沸かせ、80歳となっても健在だった。

 “第2の故郷”に帰ってきた。デヴィ夫人は、就学前の太平洋戦争中に福島県の浪江町に疎開した経験がある。終戦し、東京都に戻っても小学生の間は夏休みに同町で過ごした。「南相馬の野馬追いや会津の武家屋敷なども素晴らしい」と福島愛にあふれる。11年の東日本大震災による原発事故の被害にも心を痛め、被災地への慰問も何度も行った。福島県唯一のプロ球団の指揮を執る岩村明憲監督(41)や選手に対して「被災者、被害者に対して癒やし、励み、勇気を与えてほしい。そして(球団の)名前の通り希望を与えてほしい」と健闘を祈った。(近藤 大暉)

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2020年8月2日のニュース