ソフトバンク・栗原 自身初の逆方向弾「やっていることがちょっとずつ実になっているのかな」

[ 2020年8月2日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―0西武 ( 2020年8月1日    ペイペイD )

<ソ・西>初回2死一、三塁、左越え本塁打を放った栗原(撮影・中村達也)
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 2球で追い込まれたが、ソフトバンク・栗原は冷静だった。「もう一回、整理して、どういうボールが多いとかを頭に入れて打席に入る」と集中し直した。初回2死一、三塁。外角143キロを直球を振り抜いた打球は、左翼テラス席に達する先制7号3ランになった。

 「入るとは思わなかったですね。逆方向に大きい当たりが打てたのは、やっていることがちょっとずつ実になっているのかなと思う」。通算8本目で初の逆方向弾だった。

 開幕スタメンを勝ち取った今季、6月の10試合は打率・333の成績を残した。だが、相手バッテリーの攻め方が厳しくなり、7月には・234まで急降下。「自分はそこまでの選手じゃない。1打席1打席、集中して入ろうとシンプルに考えるようにした」と自然体で打席に立つことで吹っ切れた。

 29打点は柳田を上回り、チームトップ。「凄い先輩方がいい場面で回してくれるので、楽な気持ちで入らせてもらっている」と前を打つ柳田、中村晃に感謝した。工藤監督は「最近は割り切ってスイングできているのが結果につながっている」と目を細めた。得点圏では32打数14安打、打率・438の勝負強さを見せる。今月中旬にはデスパイネ、グラシアルのキューバコンビも1軍に合流する見込みだが、栗原は「勝負で勝てるように」と、レギュラー死守を誓った。

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2020年8月2日のニュース