中日ドラ1石川昂が登録抹消 高橋復帰で出場機会減 1軍の経験糧に「レベルアップを」

[ 2020年7月31日 16:07 ]

30日の広島戦の5回1死、代打・石川昆は右前打を放つ (撮影・奥 調)
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 NPBから31日の出場選手登録の公示が発表され、中日のドラフト1位・石川昂弥は登録抹消となった。

 三塁手・高橋が左太ももを痛めたことを受け、今月12日に昇格。同日の広島戦で先発出場すると、初打席初安打となる二塁打をマークした。

 その後は21打席連続無安打とプロの壁にぶち当たったが、22日の巨人戦では2安打に加え、プロ初打点も記録。前日30日の広島戦でも代打で右前打を放ったが、高橋の故障が治って以降はベンチスタートと出場機会が限られていた。

 これまでの1軍成績は14試合36打数8安打、打率・222、1打点、12三振。19日間の1軍生活を振り返り「この時期に1軍に上がることができ、1軍のすごい投手と対戦できたことは良かったです。自分の中で良いときと悪いときのチェックポイントがあったのですが、初めの打てなかった時は考える余裕もなかったです」と改めてプロのレベルの高さを痛感。

 その上で「今回、猫背になってしまうということを気づけたのは良かったですし、今後も1つのチェックポイントとして意識したいです」と新たな発見もあった。

 さらに「なぜ猫背になってしまったのかを考えると、やはり1軍の舞台でボールを見よう見ようとすることで、そうなってしまったのではないかなと思っています」と原因を分析した。

 この日は広島から名古屋へ戻り、ウエスタン・リーグ広島戦(ナゴヤ球場)の出場に向けて午前から練習。グラウンド不良のため試合は中止となったものの「今日から1軍で経験できたこと、1軍の雰囲気を意識して自分をレベルアップできるように取り組んでいきたいです」と1軍で得た経験を生かし、2軍で鍛錬を重ね再昇格を目指す。

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2020年7月31日のニュース