日大豊山・高野 高校初本塁打が特大3点弾「ビックリ あんなに飛ぶとは」

[ 2020年7月30日 05:30 ]

東東京大会2回戦   日大豊山6―1日大一 ( 2020年7月29日    江戸川 )

8回2死一、二塁、日大豊山・高野が右越え3ランを放つ(撮影・村上 大輔)
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 打った本人が一番驚いた。3―1とリードした8回2死一、二塁。日大豊山・高野陽太郎(3年)の打球は両翼90メートルの右翼フェンスを越え、防球ネット中段を直撃した。高校では公式戦どころか、練習試合を含めて初本塁打。しかも飛距離110メートルの特大3ランに「自分でもビックリした。あんなに飛ぶとは…」と目を白黒させた。

 05年に勝って以来15年ぶりとなった日大一との「日大付属校対決」。左打ちの捕手は返り討ちにするトドメの一撃を放ったが、試合前は不安だった。2週間前の練習試合で左手有鉤(ゆうこう)骨を痛め、1回戦はスタンドで応援。前日の打撃練習は右手一本でスイングした。「痛みが残るか怖かった。でも最初の打席で振れたから大丈夫かなって」。3安打3打点の大活躍。マスクをかぶっても2投手を好リードした。

 次戦の東海大高輪台には昨年の秋季ブロック予選初戦で対戦し、6―7で競り負けた。「今度は絶対負けられない」。再びアーチを描き、リベンジする。

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2020年7月30日のニュース