ソフトバンク 今季初の単独首位!東浜 今季最長7回1失点で2勝目 防御率はリーグトップ1・91

[ 2020年7月25日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク4―1日本ハム ( 2020年7月24日    ペイペイD )

<ソ・日>ポーズを取る中村晃(左)と東浜(撮影・中村達也)
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 今季初めての単独首位。4872人の観客の拍手を受け、ソフトバンク・東浜は笑顔で叫んだ。

 「初めてヒーローになりました!本当に勝てて良かった。しっかり最少失点でしのげばと。野手を信じて投げました。3点の援護感謝しています」

 初回に先頭から3連打を浴び、1点を先制された。「シンカーが落ちない」と女房役の甲斐に伝え、修正を図った。4番・中田を外角カットボールで遊ゴロ併殺、続くビヤヌエバは、この日最速153キロの外角高め直球で二飛に抑えて最少失点で切り抜けた。

 3回に逆転してもらうと、4回から4イニングは無安打無四球。7回4安打1失点、8三振を奪って2勝目をマークした。立ち上がりに反省点は残ったが、打者26人に対して17人に初球ストライクで、その確率は65・3%。テンポ良く最後まで投げ込んでいった。

 17日のオリックス戦では2回に打球を右足に受けて3回で降板したが、「足はいいですよ。じゃないと投げないですよ」とローテーションを守った。開幕投手として相手エースと投げ合う金曜日6試合で計33回を投げて自責点7。この日で規定投球回に達し、防御率1・91でリーグトップに立った。ただ、数字はなるべく気にしないようにしている。「意識しないのも無理があるけど(報道を)見ないようには…。先はあるし。ただ、相手もエースなので最少失点でとは思う。うちの打線なら粘って点をくれると信じてます」とマウンド同様に冷静だ。

 工藤監督は東浜の投球内容、試合に臨む姿勢を高評価した。「粘って1点で終わらせたのは大きい。球自体もいいし、調整、準備がいい形として出ています」。さらに信頼を高める106球の熱投だった。

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