西武・栗山 同点2ラン&四球で決勝点 有観客での静寂に緊張「僕の鼻息が聞こえるかと思った」

[ 2020年7月10日 22:30 ]

パ・リーグ   西武7―6ロッテ ( 2020年7月10日    ZOZOマリン )

<ロ・西>ファンの声援に笑顔の西武・栗山(撮影・沢田 明徳)
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 西武の栗山が8回に2号同点2ランを放つなど3打数1安打3打点の活躍で7―6の勝利に貢献。「本当に僕たちも待ちに待ったファンの皆さんの前での試合だったのでとても緊張しましたし、最終的にはいい結果になって良かったなと思います」と今季初の有観客で独特の緊張感のなかでの勝利を喜んだ。

 栗山は4―6と2点を追いかける8回にロッテ2番手・東條の初球を完璧に捉え右翼スタンドに飛び込む2号2ラン。「臆することなく自分の打てるボールが来たらしっかり打とうと。それまでの打席が少し不甲斐ない内容だったので何とかいい姿を見せたいと前向きな姿勢でスイングしようという気持ちで行きました。嬉しかったです」と初球から思い切り良くフルスイング出来たことに手応え。

 9回は2死満塁から押し出しとなる四球を選んで決勝点。「何でもいいので何とか僕が塁に出れば1点が入る場面。ランナーを返すというよりは僕が何とか塁に出るという意識で。僕の鼻息が聞こえるんじゃないかと思えるぐらい球場が静かで凄く緊張したんですけどいい結果になって良かった」と大きなチャンスでもマナーを守って観戦してくれたファンの様子をユーモアたっぷりに表現。「応援も有り難かったですし、皆さんの厳しい目線や温かい目線を感じられたんで今日は嬉しかったです」と感謝を伝えた。

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