“負けないニール”継続だ!西武 ロッテに競り勝ち2連勝 栗山が同点2ラン&押し出し四球で決勝点

[ 2020年7月10日 21:23 ]

パ・リーグ   西武7―6ロッテ ( 2020年7月10日    ZOZOマリン )

<ロ・西>8回表1死一塁から右越えに同点2ランを放つ栗山(撮影・長久保 豊)
Photo By スポニチ

 「負けないニール」は継続だ。西武はロッテに7―6で競り勝って2連勝。貯金を「1」とした。昨年6月20日の中日戦から12連勝と負けなしの先発ニールは、6回6安打6失点で降板。“不敗神話”が途絶えるかと思われたが、4―6で迎えた8回に栗山が値千金の3号同点2ラン。ニールの黒星を消すと9回には2死満塁から再び栗山が押し出しとなる四球を選んで決勝点。3番手でマウンドに上がったギャレットが2勝目を手にした。

 西武は初回、山川が1死一、二塁からロッテ・先発石川の145キロの直球を右越えに6号3ラン。幸先よく3点を先制する。

 しかし先発のニールが荻野、マーティンと連打を許し無死一、三塁のピンチ。続く菅野の一ゴロで走者を三本間に挟むも三塁手・山野辺の送球がやや左へそれたスキに荻野に生還された。さらに無死二、三塁からレアードの左犠飛により1失点。後続は打ち取るも初回で2点を失った。

 2回は無失点に抑えたニールだったが3回にも失点。1死一、三塁から井上に左中間スタンドへの3号3ランを浴び逆転を許した。4回には1死二塁から荻野の左前適時打で1失点。それでも6回を投げ抜き強力打線の反撃を待った。

 すると4―6で2点を追いかける8回、1死一塁から栗山が2番手・東條の初球を完ぺきに捉え右翼スタンドに飛び込む2号2ラン。ニールの黒星を消す大きな一発で同点に追いつく。9回には3番手の益田を攻め、2死満塁のチャンスを作ると栗山が打席で粘りを見せ押し出しとなる四球。貴重な1点を勝ち越すと“守護神”増田が三者凡退に抑え6セーブ目。有観客初戦で白熱した試合を制した。

続きを表示

この記事のフォト

2020年7月10日のニュース