阪神・岩貞 熊本に届ける今季初勝利、豪雨被害の球磨郡には親戚も

[ 2020年7月4日 18:49 ]

セ・リーグ   阪神9―3広島 ( 2020年7月4日    マツダ )

<広・神>今季初勝利を挙げ、笑顔でナインを出迎える岩貞(中央)(撮影・北條 貴史)
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 阪神・先発の岩貞が、6回9安打3失点の粘投で今季初勝利を挙げた。熊本出身の左腕は試合後、豪雨被害が甚大な故郷について問われると「昨日からものすごい雨で、球磨川が氾濫しているニュースを見て、心配が第一ですし、これ以上被害が大きくならないことを祈るしかない」と沈痛な表情。「仕事は仕事で切り替えてやった」と明かしたが、熊本には弟が住んでおり、被害の大きい球磨郡は叔父や叔母の出身地。「親戚が住んでいるので、帰って連絡を取ってみたい」と話した。

 2016年に発生した熊本地震を受けて、17年から1勝につき義援金や少年野球チームに軟式球を寄贈する支援活動を続ける左腕。この日の1勝も故郷を思いつかんだものだ。

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