阪神・藤浪 157キロで3回無失点「ボール自体は悪くない」 登板後は千賀の投球を自ら動画撮影

[ 2020年6月27日 05:30 ]

ウエスタン・リーグ   阪神1-2ソフトバンク ( 2020年6月26日    タマスタ筑後 )

<ウエスタン、ソ・神>初回無死一塁、川瀬を三振に取った藤浪(撮影・中村達也)
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 阪神・藤浪は球界No・1右腕との投げ合いに自然と力が入った。ウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦に先発し、今年最速タイの157キロを計測するなど3回を1安打無失点。右胸の軽度の筋挫傷から復帰後2度目の実戦で、2三振を奪うなど上々の結果を残した。

 「ボール自体は悪くないですね。スライダーやフォークでも三振が取れましたし、良かったと思います」

 初回先頭・谷川原への3球目に157キロを計測。長い右腕を勢いよく振り下ろし、うなりを上げるようなボールを投げ込み続けた。「無駄な四球が多かったので、その辺が課題」。2四球は反省でも、痛打を浴びることなく予定の3回を終えた。

 3月11日のヤクルトとのオープン戦以来の先発は右前腕部の違和感で2軍調整中の千賀との投げ合い。「せっかく投げさせてもらえるので気持ち入れて投げました」。降板後は「いいピッチャーの方なので。結構いろんな人の動画を撮ったりしています」とバックネット裏に座り、スマートフォンで千賀の投球を動画撮影。再び1軍に戻るべく、向上に余念がなかった。

 今後は投球回を延ばす予定で、「もう少し長いイニングを投げていく中で、もっといろんな精度を高めていかないといけない」と先を見据えた。(阪井 日向)

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2020年6月27日のニュース