大野豊氏 ソフトバンク・津森の投げっぷり魅力 1勝を次のステップに

[ 2020年6月25日 05:30 ]

パ・リーグ   ソフトバンク9―6西武 ( 2020年6月24日    メットライフD )

<西・ソ>5回から登板する津森(撮影・尾崎 有希)
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 【大野豊 視点】ソフトバンクの津森はサイドスローながら、ボールに力もあるし、投げっぷりもいい。今は細かな制球をというよりも、いかに自分のボールを1球、1球しっかり投げるかということに集中していけばいい。

 課題を挙げるとすれば、これから右打者の内角へ食い込むようなシュート系の球を、投げ切ることができるようになるかどうかだろう。パ・リーグは同じチームとの6連戦で中継ぎ投手は1週で3、4試合投げることも出てくる。そこで相手打者にどれだけ嫌だなと思わせるかというのも重要になってくる。

 今後、1試合、1球ずつが彼にとってはいい経験。信頼を得ていけば大事な場面でも起用されるようになる。この初勝利を、一段階上がるステップにしてもらいたい。

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2020年6月25日のニュース