阪神・板山 先制の適時三塁打「アピールするしかない」

[ 2020年6月18日 09:02 ]

2軍練習試合   阪神―中日 ( 2020年6月17日    鳴尾浜 )

 中日2軍との練習試合に「5番・一塁」で先発した板山が初回2死一、三塁の場面で先制の適時三塁打を放った。カウント2―2から相手先発・岡野の投じた130キロカットボールを右中間へはじき返し、2者が生還。「状態もいいですし、アピールするしかない。とにかく結果でアピールできるように日々やっています」と充実の表情を浮かべた。

 5日に2軍合流後、出場7試合で17打数7安打8打点、打率・412と打撃好調。前日15日の中日戦では左腕・小笠原から2安打を放っており「センター中心(の打撃)に、左ピッチャーからもヒットを打てているのは良いことなのでそれを継続したい」とうなずいた。

 今春はレッズの秋山と合同自主トレを行い打撃のアドバイスを得たことから、平田2軍監督は「秋山と自主トレやって何か掴んで。登録名を板山じゃなくて、秋山に変えたらって。そうしたらより相手も怖がるやろうって」と冗談めかしつつ、「ずっと(状態が)いいね。(この日の)2打席目のセカンドゴロも悪くないし。今年は低めのボールを空振りってケースも減ってきている」と目を細めた。

 昨季はプロ入りして初めて1軍登録されず屈辱のシーズンを過ごした。秋山との自主トレを経て、春季キャンプでは「これ以上やってダメなら諦めが付く、そこまでやるしかない」と休日を返上しバットを振り続けた。「まだ(シーズンは)始まってもいないので。アピールしてまた1軍に入れるように頑張ります」。シェアな打撃と内外野の守備をこなすユーティリティ性を武器に、1軍での躍動を狙う。(阪井 日向)

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2020年6月18日のニュース