ロッテ・朗希 実戦デビュー先送りに…指揮官は「急ぐ必要ない」

[ 2020年6月5日 05:30 ]

ロッテ・佐々木朗希
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 ロッテのドラフト1位・佐々木朗希投手(18)の実戦デビューが先送りとなった。開幕前の練習試合で登板させる予定だったが、井口監督は「シートを投げてから、体調面でまだ戻らない。疲労も抜けづらくなっている。今回の練習試合は見送ろうかな」と方針転換する意向を示した。6月中の実戦登板は厳しくなった。

 佐々木朗は5月26日のシート打撃で160キロを2度計測。順調なら同30、31日の紅白戦登板も検討していたが回避。その後の回復も遅く、指揮官は「急ぐ必要はない」と今回の決断に至った。1軍デビューのプランも練り直しとなる。

 首脳陣はメディカル部門から「中身が成長し切っていない。強度が上がると大きな故障につながる」と報告を受けていた。吉井投手コーチは「160キロぐらい出しちゃうと、今の体では多分持たない」と説明。163キロ右腕は1軍に同行しながら当面ノースローで体力強化とフォーム固めに励む。 (横市 勇)

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2020年6月5日のニュース