阪神・ボーア 25年ぶり新助っ人開幕弾打つ!「自分の能力を信じていけば必ず」

[ 2020年5月26日 05:30 ]

打撃練習で快音を響かせるボーア(球団提供)
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 阪神の新外国人、ボーアは25日、甲子園での集合練習後にオンライン取材に応じ、画面越しにでも大声援を送ってくれるであろう虎党のために、豪快な本塁打を届けたい思いを口にした。

 「本当にシーズンが始まるんだなとうれしい気持ちですし、体もいい準備ができています。シーズンが始まって自分の能力を信じていけば必ず(本塁打は)打てると思う。今はその時に向け準備する段階。(ファンの)皆さんもシーズンが始まったら(私が)打てる状態を待っていただきたいなと思います」

 球団の新助っ人が開幕戦で本塁打を記録したのは89年フィルダー、91年オマリー、95年グレンの3人だけ。「応援グッズを身にまとって、応援してくださっているファンのことを思いながら、全力で戦います」と25年ぶりの偉業に挑む覚悟だ。

 球場に足を運べないファンの気持ちを思いながら、プレーで希望を与える。新たなファンサービスとして「本塁打ボールプレゼント」も検討されているだけに、アーチ量産で虎党に一石二鳥の喜びを与えたいところだ。

 開幕に向けた準備も着実に進んでいる。23日からは集合練習が開始され、24日にはシート打撃に参加。3月下旬以来の実戦形式に関しては「生きた球を打席で見れたのが非常に収穫。久しぶりにいい球が見れたのでよかった」とうなずき、現状を「あの時(活動停止前)と同じようなレベル。ゲームに出られる状態」と表現した。

 開幕まで3週間あまりと残された時間は少ないが、100%の状態で「6・19」を迎えられるよう、ギアチェンジをはかる。
(長谷川 凡記)

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2020年5月26日のニュース