大島康徳さん「仕方ない。そうだと思う。そうだと思うけど…そうとしか多分皆が言えないけれど…悲しい」

[ 2020年5月20日 20:57 ]

元プロ野球選手の大島康徳氏
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 ステージ4の大腸がんを公表している元日本ハム監督で野球解説者の大島康徳さん(69)が20日、自身のブログを更新。新型コロナウイルス感染予防のため、今春の第92回選抜高等学校野球大会(甲子園)に続いて今夏の第102回全国高等学校野球選手権大会(8月10日から16日間、甲子園)も中止が決定したことについてやるせない思いをつづった。

 「あぁ、甲子園」のタイトルでブログを更新。「甲子園 夏の大会の中止が決まりました。悲しい」と書き出すと「野球というものが社会の中でスポーツ界の中で特別だと思ったことはありません。しかし、私のように野球という世界で生きてきた者にとっては、特別であることは間違いありません」と率直な気持ちを吐露した。

 その上で「こういう状況ですから感染リスクを考えたら仕方ない。そうだと思う。そうだと思うけど…そうとしか多分皆が言えないけれど…悲しい」と大島さん。「あまりにもやるせない。あぁ、甲子園」とブログを締めくくった。

 大島さんは2017年2月にステージ4の大腸がんを患っていることを公表。仕事をしながら闘病を続けている。4月20日には再入院して新たな抗がん剤治療をスタート。心配された副作用がなかったため、翌21日には退院していた。5月7日に更新したブログでは「実は、私はPCR検査を受けました。結果は、勿論陰性でした。受けた時期は3月初めでした」と3月初旬にPCR検査を受けていたことを初告白し「はっきり申し上げてとっても!ハードルは高かったです」と同検査を受けるまで紆(う)余曲折があったことを明かしていた。

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2020年5月20日のニュース