江夏9連続奪三振、投手イチロー、大谷162キロ…オールスター過去の名勝負

[ 2020年5月11日 20:37 ]

1971年のオールスターで9者連続奪三振の快挙を成し遂げた江夏
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 プロ野球の12球団代表者会議が11日に行われ、今季のオールスターゲーム(7月19日=福岡PayPayドーム、同20日=ナゴヤドーム)、フレッシュオールスターゲーム(同13日=愛媛・松山)の中止が決定した。

 プロ野球は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、開幕が延期されている。オールスターの中止は1951年に始まってから初となる。

 これまで、セ、パを代表する選手による様々な名勝負が行われてきた。

 ☆江夏豊の9者連続三振(71年第1戦=西宮) 全セの先発・江夏(阪神)は、1番・有藤(ロッテ)から3回まで全てのアウトを三振で奪う快記録を達成。

 ☆掛布雅之の3打席連続本塁打(78年第3戦=後楽園) 全セの「3番・三塁」で出場した掛布(阪神)は、4回にソロ本塁打を放つと5、8回にも一発。

 ☆江川卓の8者連続三振(84年第3戦=ナゴヤ) 全セの先発・江川(巨人)が初回から8者連続三振。江夏の記録に並ぶ9人目、大石(近鉄)は二ゴロ。

 ☆桑田真澄VS清原和博(87年第3戦=甲子園) PL学園同期の巨人・桑田と西武・清原の「KK対決」が初めて実現。清原が初回1死一塁で初球を左翼に2ラン。

 ☆野茂英雄VS落合博満(90年第2戦=平和台) 「トルネード投法」の野茂(近鉄)が新人ながら初出場。落合(中日)は3回に2ランを放って力勝負を制する。

 ☆古田敦也サイクル安打(92年第2戦=千葉マリン) 初回に三塁打を放った古田(ヤクルト)は単打、本塁打に続いて9回に二塁打。史上初の快挙を達成。

 ☆投手イチロー(96年第2戦=東京D) 9回2死で全パ・仰木監督は打者・松井(巨人)の場面でイチロー(オリックス)をマウンドへ。全セ・野村監督は投手の高津(ヤクルト)を代打に。結果は遊ゴロ。

 ☆松井稼頭央の1試合4盗塁(97年第1戦=大阪D) 強肩の古田を相手に、松井稼(西武)は3、5回にそれぞれ二、三盗。オールスター新記録を樹立した。

 ☆新庄剛志の本盗(04年第2戦=長野) 3回2死で三塁走者の新庄(日本ハム)が球宴史上初のホームスチールに成功。「盛り上げるにはあれぐらいやらないとね」。

 ☆大谷翔平の162キロ(14年第2戦=甲子園) 先発した大谷(日本ハム)が自己最速、日本球界最速となる162キロを2度マーク。21球のうち12球が160キロ台。

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2020年5月11日のニュース