中日 コロナ感染の阪神・伊藤隼と15人が“接触” 「濃厚」ラインか専門医に相談へ

[ 2020年3月29日 05:30 ]

アップする中日ナイン(撮影・椎名 航)
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 中日は28日、新型コロナウイルスに感染した阪神・伊藤隼太外野手(30)が20日から3日間、ナゴヤ球場で行われたウエスタン・リーグの練習試合に出場していたことを受け、同選手と接触したかどうかのヒアリングを行った。その結果、あいさつ程度から2分間ほどの会話まで、選手を含めて15人のチーム関係者がいたことが明らかになった。

 加藤宏幸球団代表は「結果を踏まえて、専門医に(濃厚接触にあたるかどうか)アドバイスを求めている」と説明し、今後は専門医の意見を聞き、対応を検討する。さらに、陽性反応が出た藤浪、伊藤隼、長坂が14日に会食した際に同席していた他の4選手の情報が分からず、今後の対応に苦慮しているという。藤浪の例で知られるようになった味覚や嗅覚の異常という初期症状について、加藤代表は「疑わしい症状があるときは申告してほしい」と選手らに通達したことも明かした。

 ナゴヤ球場は、30日の定期清掃でロッカールームなどをアルコール消毒する。ナゴヤドームでの全体練習を見守った与田監督は、4月3~5日にナゴヤ球場で予定されている広島とのウエスタン・リーグの練習試合に1軍選手を出場させる意向を明かした。その上で「今、一番求めているのは健康。心も穏やかに」と心身のケアに気を配った。

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2020年3月29日のニュース