NPB・Jリーグ対策会議提言 「啓発、資機材確保、環境整備にあと数週間」の見解 応援スタイルにも言及

[ 2020年3月12日 11:52 ]

<第3回新型コロナウイルス対策連絡会議>新型コロナウイルス対策連絡会議後に行われた記者会見に臨む(左から)プロ野球の斉藤惇コミッショナー、三鴨廣繁・愛知医科大学大学院医学研究科臨床感染症学教授、賀来満夫・東北医科薬科大学医学部感染症学教室特任教授 東北大学名誉教授、舘田一博・東邦大学医学部微生物感染症学講座教授、Jリーグの村井満チェアマン(撮影・島崎 忠彦)
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 日本野球機構(NPB)と日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)が設立した「新型コロナウイルス対策連絡会議」は12日、都内で会見を開き、提言をまとめた。

 観客を入れての開催については「1日の感染者の増加数や感染経路が特定できない感染者の実数などのデータが安定することが大変重要。現状を見ると、啓発、資機材の確保や環境整備にあと数週間程度の時間が必要」と言及。専門家チームとしては「感染対策のために必要な資機材が確保され、環境清掃などの準備が整うことを前提に開催の適否を判断されることが望ましい」とした。

 提言は8ページに渡ってまとめられた。

 観客に対する感染予防策についても触れられ、応援スタイルのリスク評価例も記載された。感染リスクが高いものとして、ジェット風船、肩組みや飛び跳ねなど集団で動きの伴う応援、指笛や鳴り物、ビッグフラッグの使用、大声での応援などが挙げられた。

 また、スタジアム内でのアルコール販売も制限や空調管理、消毒剤の設置にもふれたほか、発熱、咳、倦怠感、咽頭痛などが見られる場合は来場を避けたり、スタジアム内のマスク着用呼びかけなどが予防策として挙げられた。

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2020年3月12日のニュース