中日・大野雄 手応え3失点 直球に好感触も「左打者にもっと厳しく」

[ 2020年2月24日 05:30 ]

オープン戦   中日4―7DeNA ( 2020年2月23日    北谷 )

DeNAとのオープン戦、力投する先発の大野雄(撮影・椎名 航)
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 納得の試運転だった。3月20日広島戦の開幕投手に決まっている中日・大野雄が今季の実戦初登板。3回を5安打3失点だったが、結果よりも手応えが上回った。

 「3イニングをしっかり投げられた。直球もボチボチいっていた。3点取られたが、どうしようもない取られ方ではなかった」

 初回、連打で無死二、三塁とされ、佐野の一ゴロの間に生還を許すと、宮崎の適時内野安打で2点目を失った。2回も連続失策などで1失点したが、3回は3者凡退と徐々に復調。2年連続本塁打王のソトを内角直球で空振り三振に仕留めるなど「右打者の内角に直球とスライダーのコンビネーションでしっかり投げられるか試した」と納得顔だった。

 与田監督は2回2死三塁から神里に許した右前適時打を振り返り「走者三塁で抑えるかが流れの中で大事。抑えてほしかった」と指摘したが、高い信頼を置いているからこその注文だ。「オープン戦と言えど勝ちたい。次は左打者に対してもっと厳しく投げたい」と大野雄。約1カ月後の開幕に向けて、ここからギアを上げる。

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