阪神・藤浪 乱調2回3四死球3失点…最速151キロも課題露呈「反省して次回につなげたい」

[ 2020年2月24日 05:30 ]

オープン戦   阪神2-14広島 ( 2020年2月23日    コザしんきん )

広島とのオープン戦の5回1死満塁、上本に押し出しの四球を与えて悔しがる藤浪(撮影・大森 寛明)
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 4回から2番手として登板した阪神・藤浪は制球力を欠いた。3四死球を与えるなど2イニングで3失点。「ボール先行が良くなかった。結果を出していかないといけないピッチャー。大いに反省しないといけない」と猛省した。

 4回先頭の野間に2球目の151キロを右翼左への二塁打にされると、1死三塁から鈴木誠に中犠飛を許した。この回こそ最少失点にとどめたが続く5回に乱れた。ピレラ、安部に連打を浴びると1死後に高橋大に四球を与えて満塁。上本は押し出し四球、続く野間に対して投じた初球のカットボールをひっかけ、右肩付近に当ててしまった。その後は小園、鈴木誠を打ち取ったものの、課題の残るマウンドだった。

 矢野監督は「100点満点のボールが1球いって、あとに100点よりだいぶん低いボールがいっちゃうと、ゲームではなかなか抑えるというところには行きにくい」と分析。その上で「いい課題が出たんでね。より実戦に近づけてやっていける課題が出た」と前向きにとらえた。

 最速は155キロを計測。右打者への抜け球はなかったが、制球の乱れから甘いボールを痛打される場面もあった。「たくさんの球種を使えたところは良かったけど、結果としていいように出なかった。反省して次回につなげたい」。苦い経験を今後の糧とする。(巻木 周平)

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